快復するために一番大事なのは、症状を誤魔化し先送りすることではなく、本人が原因に気づくということです。
現在の身体の不自然さに気づいてもらい自然体(上虚下実)に戻るには身体に意識が向くことが必要になります。自分の身体に意識が向き集中していくと、今ある症状からのつながりが感じとれるようになります。
腰痛のご相談ひとつみても、肉体的疲労からくるもの、内臓的疲労からくるもの、精神的疲労からくるものと様々です。
腰に触れているのにお腹にズーンと響いたり、目の奥がじわっと痛くなってきたりと、お腹の疲れからくる腰痛、目の疲れからくる腰痛など原因はいろいろあります。
原因に気づいてもらうということが、快復には必要となってきます。
腰痛のご相談でも、腰をもみほぐすことはせず、背骨、お腹、頭など全身を観て必要な処を調整し、自然体に近づくように施術します。
日本で昔から大事にされてきた身体の在り様「上虚下実」。
みぞおち、上半身の力が抜けていて、丹田に弾力があり充実している状態を表した言葉です。
人の身体は、下半身が充実するほど上半身の余分な緊張や力みが抜けてきます。
そのバランスは自然体と呼ばれ、その体勢において人は本来の力を出すことができます。
どのようなご相談でも、施術後には「上虚下実」になり、腰と腹が満ち深く呼吸ができる状態になるように導きます。
根本的に症状を快復させるには本人が立ち上がり歩みはじめる必要があります。
身体におきている症状は生活習慣のみだれや心の在り方も関係しています。
施術者は伴走者です。本人の代わりに歩むことはできません。水を飲んだり、軽い運動をする、食事の量や質に気をつける、など本人にしか出来ないことはたくさんあります。
不快な症状の原因は、ほとんど本人の不摂生にあります。
そこに気づき立ち上がり歩き出そうとする人が、歩きやすいように身体を調整し、道案内をするのが私の仕事です。私がおんぶして歩いても快復にはつながりません。
快復とは私とあなたの協働作業。あなたの未来が明るく豊かになるようにお手伝いします。
☆揉んで一時的に楽になる、痛み止めを使い誤魔化すといった対症療法ではなく、根本的に症状を改善させたい方は是非一度お越しください。